〒891-9308
鹿児島県大島郡与論町大字那間2747-1
訪問エリア
与論町
当院では、通常の外来診療を行っています。
- ●診療科:内科・小児科
休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
(住診は随時対応いたします)
2024年11月 休診のお知らせ
休診:11月29日(金)午後~11月30日(土)
病気のこと、からだのこと、健康のこと、なんでもお気軽にご相談ください。
こんにちは。院長の小林真介と申します。2021年3月にパナウル診療所が閉院しましたが、与論島にはやはりパナウル診療所が必要だという皆さんの声を受けまして、2022年7月に再び開院することとなりました。
私自身も鹿児島大学の医学生時代にパナウル診療所で実習したことがあります。当時から皆さんの温かさに触れて、とても印象に残っている島でした。今回、診療所を再開してそこで働けることを、大変光栄に思っております。
今後もパナウル診療所創設者の古川誠二先生や島の方々からご指導を賜りつつ、「第2世代パナウル診療所」として、外来診療と在宅医療で与論島で暮らす皆さんの安心できる生活を支えていければ幸いです。
~ パナウル診療所創設者 古川誠二先生から悠翔会へのメッセージ ~
はじめまして。古川と申します。鹿児島県の与論島で30年余り地域医療に携わり、後継者にうまくバトンタッチできず、2021年3月に閉院いたしました。住民の健康と生活を守ることができなくなり、心を痛めておりましたが、幸いこのたび医療法人悠翔会の佐々木淳先生のご厚意により、パナウル診療所を再開していただくことになりました。お礼と感謝を込めて、私の離島医療についての思いを書かせていただきます。
まず、離島医療の魅力についてですが、地域医療はどこも基本的には同じだと思いますが、四方を海に囲まれ、島から出かけるという状況がない限り一定の狭い地域に暮らす離島は、住民の“運命共同体”という意識が強い社会だと思います。医者として仕事をするうえで必要な、地域の生活、人々の行動様式や健康状態などの情報を共有できます。自分の仕事の結果がみえるという点では魅力的であり、また責任という意味では、ある程度緊張感が持続します。
最近、医療は専門分化が進みましたが、情報化社会で、そのことを患者さん自身もはっきり認識しています。交通インフラも充実し、救急搬送システムも整備されました。従って、離島医療の形も30年前とは変わり、地域完結型か、専門医療との連携型の医療にするかの判断がより重要になっています。
また、伝統的に神道の文化を基本とした死生観に立ち、魂の存在を信じる与論島では、自分の家で最期を迎えるという慣習が守られています。医療従事者として、地域の暮らしと文化を尊重することが一番大切であると思います。与論で医療に携わるスタッフの方には、まず地域に溶け込んで、自分自身の人生を充実させていただきたいと思います。
ご自宅でも安心して
診察が受けられます
安全な療養生活を
しっかりと支えます
通院できない方は主治医が定期的にご自宅(施設)を訪問し、病気の治療や日常の健康管理(予防接種)などを行います。また、急変や入院のリスクを最小限に抑え、安全で平穏な毎日が送れるよう必要なアドバイスを行います。
地域の介護事業者や
医療機関と連携します
在宅医療においては、病気の治療だけでなく療養環境・生活環境の整備も大切です。当院は地域のケアマネジャーや訪問看護ステーションなどの介護事業者と密な連携をめざします。また、在宅で安心して療養を続けていただけるよう、地域の医療機関と連携し、必要時の入院や検査への協力体制、緊急時のバックアップ体制を確保するよう努めています。
365日×24時間
(夜間・休日でも)
医師・看護師が対応します
不安な体調変化はいつ起こるかわかりません。病気や老化の進行に伴い、これまで経験したことのない症状が出てくる可能性もあります。そのようなとき、まずは当院にお電話ください。夜間・休日でもお電話がつながり、医師・看護師が対応致します。
さまざまな医療ニーズに
総合的に対応します
当院では、プライマリケア全般に対応できる医師が、患者さんの主治医としてしっかりと日常診療を行っております。また、患者さんが住み慣れた場所で安心して過ごせるよう、さまざまな医療ニーズに応えられる体制を整えています。
患者さんの価値観・
人生観を大切にします
患者さんがわたしたちに求めているものは何か?高齢者医療や終末期医療の目的は必ずしも病気の治療だけではないはずです。
当院ではマニュアル通りの治療をおしつけるのではなく、患者さんの尊厳を守り、患者さんの想いに共感し、患者さんの視点で診療にあたります。
在宅医療をご希望の方へ
診療のご依頼
・
お問い合わせ
在宅医療をご希望の場合は、まずはご連絡ください。
現在の病状や状況をおうかがいいたします。
ご挨拶
古川先生が作詞された、「たましいの島」という歌があります。夕方になると防災無線から流れるこの歌を聞くと、与論島の美しい情景が浮かんできます。
与論の伝統や文化、風俗や風土、培われた死生観など、島の皆さんが守ってこられたものを大切にしながら、私も島の一員として、皆さんと一緒にパナウル診療所を運営できたらと思います。
病気や健康への不安を抱えながら島内での生活を希望する患者さんやご家族が、安心して充実した毎日を過ごせるよう、一生懸命サポートさせていただきます。
医師紹介
訪問エリア
在宅医療とは
在宅医療とは、具合が悪くなったときだけ医師が診療に伺うものではありません。
お一人で通院が困難な患者さんのお宅に、日ごろから医師が定期的に診療にお伺いし、計画的に健康管理を行うものです。
定期訪問に加え、緊急時には 365 日 ×24 時間体制で対応、必要に応じて臨時往診や入院先の手配などを行います。
在宅診療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡などの予防、栄養状態の管理など、予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。
わたしたちは地域の病院や介護事業者の方々と連携・協力しながら、患者さんが在宅で安心して療養生活を続けられるよう、総合的にサポートします。
在宅医療の対象となる方
- 認知症や寝たきりの方
- がんなどの病気で自宅で緩和ケアが必要な方
- パーキンソン病などの難病をお持ちの方
- 自宅で医療機器の管理が必要な方
- 最期まで自宅で過ごしたい方
在宅患者さんに
多い基礎疾患
- 精神疾患
認知症、うつ、統合失調症など - 神経疾患
脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など)、脳腫瘍など - 消化器疾患
胃がん、大腸がん、肝硬変、肝不全、肝細胞がん、膵臓がん、胆道がん、その他の消化器腫瘍、消化器潰瘍、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)、慢性膵炎など - 泌尿器疾患
腎細胞がん、膀胱がん、慢性腎不全、尿路結石、排尿障害など - 眼疾患
糖尿病性網膜症、白内障、緑内障
- 循環器疾患
慢性心不全、心臓弁膜症術後、不整脈など - 呼吸器疾患
肺がん、慢性呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎、気管支喘息、肺結核など - 運動器疾患
骨折後、廃用症候群、骨粗鬆症、関節リウマチ、変形性膝関節症 - 造血器疾患
貧血、白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、血小板減少症など - 皮膚疾患
褥瘡、皮膚がん、類天疱瘡など特殊な皮膚疾患 - その他
膠原病全般、サルコイドーシス、アミロイドーシス、後天性免疫不全症候群(AIDS)など
在宅医療で可能な処置
1医学管理
- インスリン自己注射(自己血糖測定含)
- 在宅酸素療法
- 気管切開
- 人工呼吸器
- 経管栄養
- 中心静脈栄養
- 自己導尿
- 疼痛の管理・麻薬の管理
- ドレナージチューブの管理
2医療処置
- 点滴・注射
- 尿道留置カテーテルの交換
- 腎瘻カテーテルの交換
- 外傷や褥瘡などの外科的処置
- 胸水・腹水の穿刺・排液
※以下の医療処置は状況によって、お引き受けできないことがあります。
- 関節内注射・神経ブロック・トリガーポイント
- 膀胱瘻カテーテルの交換
- 輸血
- 抗がん剤治療・細胞免疫療法の支援
3検査
- 血液検査・尿検査などの検体検査全般
- 心電図検査・ホルター心電図検査
- 超音波検査
- 骨塩定量(骨粗鬆症検査)
※以下の検査は状況によって、お引き受けできないことがあります。
- 嚥下内視鏡検査
- 睡眠時無呼吸検査
4処方
診察の際、お薬が必要な患者さんには処方箋を発行いたします。処方箋は近隣の調剤薬局でお薬と引き換えることができます。薬局に取りに行けない場合は、薬局から薬剤師さんに配達してもらうことも可能です。その時に薬の飲み方や副作用の注意など、薬剤師さんから詳しく説明を聞くこともできます。
診療費用
ご自宅で療養されている方の場合
1か月あたり:7,000円ほど
(1割負担/月2回の訪問診療を受けた場合)
施設等で療養されている方の場合
1か月あたり:2,000~6,000円ほど
(1割負担/月2回の訪問診療を受けた場合)
(施設の種類(区分)や診療方法により異なります)
※初診月は上記と異なります。
※医師の訪問回数が増える場合、1回につき+約840円となります。
※検査や処置、電話相談(電話再診)、往診などを行う場合、別途費用が加算されます。
※診療費の1か月あたりの自己負担額には上限があります。詳細はお問い合わせください。(自己負担額は診療報酬改定に伴い、変更になる場合があります)
※介護保険をご利用の方は別途、居宅療養管理指導費がかかります。
※診療費用等は、医療費等の改定に伴い、変更になる場合があります。
在宅医療とは
在宅医療とは、具合が悪くなったときだけ医師が診療に伺うものではありません。
お一人で通院が困難な患者さんのお宅に、日ごろから医師が定期的に診療にお伺いし、計画的に健康管理を行うものです。
定期訪問に加え、緊急時には 365 日 ×24 時間体制で対応、必要に応じて臨時往診などを行います。
在宅診療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡などの予防、栄養状態の管理など、予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。
わたしたちは地域の病院や介護事業者の方々と連携・協力しながら、患者さんが在宅で安心して療養生活を続けられるよう、総合的にサポートします。
在宅医療の対象となる方
- お一人での通院が困難な方
- 認知症や寝たきりの方
- がんなどの病気で自宅で緩和ケアが必要な方
- パーキンソン病などの難病をお持ちの方
- 自宅で医療機器の管理が必要な方
- 最期まで自宅で過ごしたい方
在宅患者さんに
多い基礎疾患
- 精神疾患
認知症、うつ、統合失調症など - 神経疾患
脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など)、脳腫瘍など - 消化器疾患
胃がん、大腸がん、肝硬変、肝不全、肝細胞がん、膵臓がん、胆道がん、その他の消化器腫瘍、消化器潰瘍、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)、慢性膵炎など - 泌尿器疾患
腎細胞がん、膀胱がん、慢性腎不全、尿路結石、排尿障害など - 眼疾患
糖尿病性網膜症、白内障、緑内障
- 循環器疾患
慢性心不全、心臓弁膜症術後、不整脈など - 呼吸器疾患
肺がん、慢性呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎、気管支喘息、肺結核など - 運動器疾患
骨折後、廃用症候群、骨粗鬆症、関節リウマチ、変形性膝関節症 - 造血器疾患
貧血、白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、血小板減少症など - 皮膚疾患
褥瘡、皮膚がん、類天疱瘡など特殊な皮膚疾患 - その他
膠原病全般、サルコイドーシス、アミロイドーシス、後天性免疫不全症候群(AIDS)など
在宅医療で可能な治療・処置・検査
- 薬剤の処方
- 点滴・注射
- 腹水穿刺
- 胸腔穿刺
- 予防接種
- 血液検査
- 超音波検査
- 尿道留置カテーテルの管理
- 膀胱瘻の管理
- 腎瘻の管理
- 在宅酸素療法
- 気管切開の管理
- 人工呼吸器の管理
- 胃瘻の管理
- 経鼻経管カテーテルの管理
- 中心静脈栄養法
- 緩和ケア
- 医療用麻薬による疼痛ケア
- 外傷や褥瘡などの外科的処置
- 赤血球輸血(要相談) など
診療費用
在宅医療は外来診療扱いとなり、多くの場合で健康保険が適用されます。
自己負担の目安は下記の通りです。
ご自宅で療養されている方の場合
1か月あたり:7,000円ほど
(1割負担/月2回の訪問診療を受けた場合)
1か月あたり:21,000円ほど
(3割負担/月2回の訪問診療を受けた場合)
施設等で療養されている方の場合
1か月あたり:2,000 ~ 6,000円ほど
(1割負担/月2回の訪問診療を受けた場合)
1か月あたり:6,000 ~ 18,000円ほど
(3割負担/月2回の訪問診療を受けた場合)
※施設の種類(区分)や診療方法により異なります。
※初診月は上記と異なります。
※検査や処置、電話相談(電話再診)、往診などを行う場合、別途費用が加算されます。
※診療費の1か月あたりの自己負担額には上限があります。
詳細はお問い合わせください。
連携・協力医療機関
準備中
院長
小林 真介
-
- since
- 2016
- 悠翔会へ join
院長
小林 真介
-
- 出身大学
- 東京大学文学部、鹿児島大学医学部
-
- 専門
(学会等) - 一般内科、消化器内科、肝臓内科/日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本ヘリコバクター学会認定医/日本在宅医療連合学
- 専門
-
- 主な経歴
- 佐野厚生総合病院、柏厚生総合病院、悠翔会在宅クリニック柏
-
- メッセージ
- 鹿児島大学の離島実習では、限られた医療資源のなかで患者さんに全人的に真摯に向き合う多くの医療者に出会いました。病気のことはもちろん、病気以外にも向き合える医師になりたいと考え、在宅医療を志すきっかけとなりました。