活動報告
「第754号高齢者住宅新聞」掲載のお知らせ
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2024年4月17日発行の『週刊高齢者住宅新聞』第754号(高齢者住宅新聞社発行)におきまして、
医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳の連載記事【在宅医からみた10年後、20年後のニッポン】「診療報酬改定、夜間往診サービスの見直し」が掲載されました。
今回の診療報酬改定では、休日夜間の初診往診に対応する夜間往診サービスの評価が大幅に引き下げられました。
軽症患者への不必要な往診等で、医師からの批判も少なくはなかったものの、一方で、夜間往診サービスは救急医療の代替として必要なものだとする意見もあります。
今回は、このようなサービスの定着している国の例として、フランスで24時間の往診サービスを提供するSOSメドサンをご紹介しました。
SOSメドサンが対応する患者の大部分は初診です。対応には相応の臨床能力が求められますが、医師たちのほとんどは救急専門医、あるいは総合診療医+救急認定医。
24時間対応のSOSメドサンにて、この仕事に24時間コミットします。往診は医師一人で行うため、診療の質の管理には力を入れており、
登録されるためには3年間の試用期間を経る必要があると共に、独自の生涯教育プログラムに参加し続けることも求められます。
健康保険が社会全体の共通の財布であるという認識が乏しい日本とは異なり、救急医療システムや救急車を安易に利用すべきではない、
という社会的コンセンサスの中、SOSメドサンは市民にとって重要な選択肢の一つになっています。
日本においても、通院困難な高齢者に「往診」の選択肢を保証することは、救急医療・入院医療を適正化するうえで非常に重要です。
今後、往診サービスは日本の医療の一部として定着するのでしょうか。SOSメドサンが50年間の真摯な取り組みにより、
パリの医療提供体制のかたちを変えてきたように、重要なのは実績なのです。