2021年7月21日発行の『週刊高齢者住宅新聞』第635号（高齢者住宅新聞社発行）におきまして、医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳の連載記事【在宅医からみた10年後、20年後のニッポン】「人生の最終段階における専門職の関わり」が掲載されました。

自然な経過を邪魔しない引き算の医療は、多くの患者を穏やかな生活と納得できる人生の最期に導きます。しかし、すべての患者にとって、このような在宅医療が最適であるとは限りません。専門職が無意識のうちに、それも善意で患者に押し付ける価値観や模範的回答は、患者にとっては暴力に等しいのです。

その人の生命、生活、そして人生はその人のもの。あくまでも伴走者である医療介護専門職には、本人や家族の「真のニーズ」をキャッチできているか、常に問い続ける謙虚さが求められます。専門職の関わりとして一番大切なのは、「とにかく看取ること」ではなく、その人にとっての最適な選択を「真摯に考え続けること」だと思います。

ぜひお読みください。
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