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記事掲載のお知らせ(『週刊高齢者住宅新聞』第682号・第683号)
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2022年8月17日・24日発行の『週刊高齢者住宅新聞』第682号・第683号(高齢者住宅新聞社発行)におきまして、医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳の連載記事【在宅医からみた10年後、20年後のニッポン】「『患者の自己決定』は、患者を幸せにするのか」が2回にわたって掲載されました。
医療は進化し、放射線治療や抗がん剤の安全性や治療成績も向上しています。今までなかった選択肢が出現するなか、本当に最善といえる選択は何なのか。患者一人で判断するのではなく、医療の専門家も含め、みんなで話し合って考えるのが一番いいのではないかと考えられるようになりました。これが共同意思決定(Shared Decision Making)です。
本人の判断能力が失われてしまったとき、その思いを担保するために重要となるのが、ACP(アドバンスケアプランニング:Advance Care Planning)です。対話を重ねることで、その人の人生観や価値観を理解・共有している人が増えれば、自分で判断することが難しい状況になっても、本人も納得できる代理意思決定ができるはずです。
ACPの「プランニング」には、続けられる限り対話を続けようというニュアンスが含まれています。意思決定は更新されるものであり、だからこそ対話を続けることが大切なのです。
日々のケアの中での対話から、本人の人となりをみんなで少しずつ理解する。その繰り返しと積み重ねが、少しでも納得のできる選択に近づく唯一の方法なのだと思います。
ぜひお読みください。
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