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記事掲載のご紹介(『訪問看護と介護』2月号)
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2021年2月1日発行の『訪問看護と介護』2月号(医学書院発行)におきまして、医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳と川口有美子さんとの対談「『死なせる』議論より、ずっと手前の話をしよう~ACPにアドボカシーとエンパワメントを」が掲載されました。
昨年、京都市内のALS患者の女性に対する嘱託殺人の疑いで2人の医師が逮捕された事件を足掛かりに、本人の意思、意思決定支援の在り方について語り合いました。
在宅医療では、その人の残された時間やできることに制限はあっても、「いい人生だった」と思えるようにしていくかかわりが求められます。神経難病であっても「自分が生きている感覚」を取り戻し、楽しく過ごされる方を目の当たりにしてきただけに、今回の事件から、生きやすい社会をつくるための働きかけについて考える必要性を感じました。
過酷な状況において「死にたいと思う気持ち」を支持することを考えるより先に、そのような状況であっても「生きたい」と自然に思え、生きていくことができるような環境整備をまず行うべきではないか。「安楽死の制度をつくろう」という前に、病気や障害とともに生きられる社会に転換しなければならないと考えます。
ぜひお読みください。
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/39772