活動報告
暮らしの保健室オープニングイベント開催のご報告
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■暮らしの保健室オープニングイベント開催のご報告
2025年1月11日、医療法人社団悠翔会ケアタウン小平クリニックは、暮らしの保健室オープニングイベントを開催いたしました。
同クリニックでは、2月より毎月1回、暮らしの保健室の開催を予定しています。今回のイベントでは、暮らしの保健室の第一人者である秋山正子さんをゲストにお迎えし、名誉院長の山崎章郎先生、鈴木圭院長が、開設の目的等について語りました。
まず秋山さんが、2011年、高齢化の進む巨大団地の一角に、暮らしの保健室を開設された経緯についてお話しくださいました。1992年から訪問看護に取り組んできた秋山さんは、2006年頃、医療や介護が必要となるもっと前の時期から、ちょっとした悩みを気軽に相談できる場所があればと考えるようになります。そこで出会ったのが、イギリスで生まれた「マギーズ・キャンサーケアリング・センター」です。訪れた人の話をじっくりと聞き、一緒に考えるという新しいタイプの相談支援のかたちを知り、地域に開かれた相談所をつくりたいと、がんに限らないよろず相談を受ける暮らしの保健室を開設します。
秋山さんは、「開設当初は、相談支援、医療と福祉の連携拠点、健康教育などが暮らしの保健室の役割だと考えていたが、一番よかったのは、いつでも誰かが話を聞いてくれる、安心してふらっと立ち寄れる居場所づくりにつながったこと」と話されました。暮らしの保健室の取り組みは、今では奄美大島にまで広がっています。秋山さんは、新宿区で今年4月から施行される「新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例」にも触れ、住民が課題を自分ごととして考えていけるような街づくりの大切さについてお話しくださいました。
これを受け、山崎先生は、「訪れる人の思いを批判せずに受け止める暮らしの保健室の開設は、制度に基づいた医療や介護だけでは解決できなかった課題への取り組み。社会の在り方について感じる課題に対して我々が行動を起こせば、社会はまだまだ変わり得る」と述べました。秋山さんの暮らしの保健室では、ご家族を見送った方が長年ボランティアとして活動されているとのことですが、ケアタウン小平でも多くのご遺族が、ボランティアとして、訪れる人に共感をもって接してくださっています。
残念ながら、体調不良のためオンラインでの参加となった院長の鈴木は、「秋山さんがかつて感じていたのと同様のもどかしさを私も抱えており、暮らしの保健室を開設したいと考えた。診療時間内での解決が難しい部分に対応できる絶好の場として、まずは月に1回から始め、徐々に開催日を増やしていきたい」と意気込みを語りました。
その後、課題意識を行動に移す方法や、後進の教育についてお話しいただいたほか、事前に募集した質問に答える、暮らしの保健室の予行演習も行いました。
ケアタウン小平クリニックの暮らしの保健室は、以下の日程で開催予定です。また、“会いに行ける山崎章郎”をコンセプトとした、カフェ「ふーちゃん」の開催も計画しています。地域の皆さま、開催日にはぜひ、ふらりとお立ち寄りください。
連休初日にもかかわらずご参加いただいた皆さまに、こころより感謝いたします。
〈ケアタウン小平クリニック「暮らしの保健室」開催予定〉
・開催場所:クリニック内(出入り自由)
・日程:2月8日(土)、3月8日(土)いずれも13:00~17:00
※4月以降も継続して開催いたします