活動報告
勉強会開催のご報告(2024年1月23日)
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2024年1月23日、悠翔会在宅クリニック新宿におきまして、オンラインと現地のハイブリッドにて、同クリニック主催の勉強会「『がん在宅緩和ケア』の地域対応力を高めよう!~がん疼痛管理とCADD(携帯型精密輸液ポンプ)の最新情報」を行いました。日ごろからお世話になっている、みよの台薬局株式会社の在宅事業本部にご協力いただき、CADDのハンズオンセミナーを中心とした内容となりました。
まず、悠翔会在宅クリニック新宿院長の田鎖志瑞が、がんの在宅緩和ケア・在宅看取りや、勉強会開催の意図について説明しました。
在宅でのCADDの使用には、病院で導入していたCADDを引き継ぐ場合と、内服薬等では疼痛コントロールが思うようにいかなくなったために導入する場合との2パターンがあります。導入には、薬剤の綿密なコントロール、訪問看護ステーションとの協働、ご家族の協力というさまざまな条件が必要となるため、これらを十分に検討し、ご自宅での疼痛管理に欠かせないと考えられる際に選択することとなります。今回の勉強会には、地域の訪問看護ステーションや病院の看護師さんが多く参加してくださいましたが、「患者さんが苦痛なく過ごせるよう、みなさんと協力しながら、無理のないケアの中でCADDを選択肢の一つとして考えられるよう学んでいきたい」とお話ししました。
続いて、みよの台薬局在宅医療部ポンプレンタル部の梅原智恵美氏に、CADDの基本からトラブル対策までご説明いただきました。CADDを使用したことがない方にも、「CADD-Legacy®」や「CADD-Solis®」を実際に操作しながら、ボタンの操作やアクセサリの装着、コードの接続方法、実際の使い方のレクチャーを受けていただくことができました。レクチャー終了後は、CADD導入時の悩みや困りごとについて、参加者同士意見を交わしました。
悠翔会在宅クリニック新宿が主催する初めての勉強会ということで、反省点も多々ありましたが、地域の看護師の方々と共に学ぶよい機会となりました。
悠翔会では2023年10月より、悠翔会在宅クリニック新宿でのみなし指定訪問看護事業を行っています。2024年4月には新宿と新橋にて、「悠翔会訪問看護ステーション」を開設予定です。今後も、地域のケア力の向上に資する勉強会を開催していきたいと思っています。
今回ご参加くださったみなさま、お忙しい中ありがとうございました。
そして、多大なるお力添えをいただきましたみよの台薬局のみなさまに、心より感謝申し上げます。