活動報告
ノビシロクリニック藤沢開所記念勉強会開催のお知らせ
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2022年7月15日、医療法人社団悠翔会ノビシロクリニック藤沢は、神奈川県藤沢市の六会市民センターにおきまして開所記念勉強会を開催しました。最初に事務長の木戸昂明が、「地域の方々と顔の見える関係をつくっていくことがクリニックの一つの目標。われわれの思いだけでなく、みなさんからご意見をいただきながら一歩一歩進んでいきたい」とあいさつしました。
続いて院長の渡部寛史が、ノビシロクリニックについて説明しました。脳神経外科医として病院に勤務していた渡部は、病気や障害に関わらず自分らしく過ごせる環境をつくるサポートをしたいと考え、在宅医療を志しました。多世代が交流するノビシロハウス内にある地域医療の拠点として、クリニックは、すべての人がポジティブな“ノビシロ”を感じられる地域に貢献することをめざしています。「まず地域で顔の見える関係をつくるため、勉強会や症例検討、振り返りのカンファレンスをていねいに行っていきたい。地域の他分野の人に関わってもらうことで、医療・介護・福祉の専門職だけでは応えられないニーズにも対応できる。そのためにも、誰もがふらりと立ち寄れるようなクリニックにしていきたい」と話しました。
理事長・診療部長の佐々木淳は、「これからの地域ケア」をテーマに、高齢者の医療の特徴や「つながり」の大切さについて講演しました。高齢者が役割をもち、地域の一員として認識されれば、地域で幸せに暮らし続けることができます。株式会社あおいけあの取り組みをはじめ、その素地のある藤沢で、医療・介護に限らず地域全体が連携することにより、豊かな未来につなげていきたいと考えます。
閉会の挨拶として、あおいけあ代表取締役の加藤忠相さんは、「目の前の大好きな高齢者と最後まで関わりたいと思い、地域の医療と連携しながら、ほぼ100%の看取りを行ってきた。自宅であたりまえに亡くなることのできる地域にしていきたい」と話してくださいました。
7月1日の開設から半月、クリニックスタッフ全員で準備を進めてきた初の勉強会には、雨の中、約60名の方にご参加いただきました。藤沢をさらに、すべての人が「何かができる」という可能性を感じられる地域にしていけるよう、活動していきたいと思っています。