2022年2月15日、朝日新聞「高齢者の医療現場 限界」におきまして、医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳のコメントが記載されました。

第5波と比べて重症者の少ない第6波ですが、深刻な医療逼迫を引き起こし始めています。高齢者の感染が急増し、医療現場の負担は一気に増しています。介護施設などでのクラスターにより高齢の入院患者が増えましたが、退院後の回復期を担う病院への転院は進まず、病床が空きません。入院の受け入れは頭打ちの状態になっています。

高齢者では新型コロナにより持病が悪化し、入院が必要となる人がいます。しかし、排泄ケアや認知症への対応が必要な場合、すぐに受け入れてもらうことができません。高齢者でも、血液中の酸素飽和度が90％以上あれば、救急車が病院に運んでくれない厳しい状況を説明しました。

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https://www.asahi.com/articles/DA3S15204536.html