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記事掲載のお知らせ(『週刊高齢者住宅新聞』第660号)
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2021年2月16日発行の『週刊高齢者住宅新聞』第660号(高齢者住宅新聞社発行)におきまして、医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳の連載記事【在宅医からみた10年後、20年後のニッポン】「個人に依存する地域医療の実態」が掲載されました。
1月、在宅医が猟銃で殺害される事件が起こりました。地域住民とはほとんど交わりがなかったという容疑者にとって、唯一の拠り所だった母親の存在は非常に大きかったでしょう。母親の状況を受容できず、怒りと落胆と抑うつがコントロールできなくなってしまったのかもしれません。
しかし、彼は決して特別なモンスターというわけではありません。同様に地域から孤立している家族は珍しくないのです。コロナ禍で増加する自殺も、孤立や孤独に起因するものが目立ちます。この領域における政策的支援を急ぐべきだと考えます。
また、この事件のもう一つの課題は、地域医療が個人の犠牲に依存しているという実態です。この地域だけの課題ではありませんが、たくさんの地域医療機関があるにも関わらず、地域のニーズに応えきれていないのです。在宅医療やケアの質だけでは解決できない大きな問題の存在を、再認識させられました。
ぜひお読みください。
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